プラハの技術博物館 Narodni Technicke Museum
プラハの技術博物館、Narodni Technicke Museum に行きました。
いろいろな産業のたくさんの所蔵品があるようですが、今回は写真機とパーカー万年筆
そして常設の飛行機、自転車、車などがありました。
写真機は、これよりも古いのもから並んでいました。
新しいのはフィルムのニコンのF4までかな。
父の使っていたペンタックの一眼のスケルトンのモデルや
なじみのあるニコンF2のカットモデルもあって近年のカメラ好きも嬉しいかも。
もちろんライカやハッセルブラッド等から、東側のプラクティカとか
面白いカメラが並んでいました。
これはダルマ自転車の練習用器具。黎明期の自転車から並んでいます。
ダルマ自転車からリヤ駆動になっていく過程で、いろいろな駆動方式があったうちの一つ。
当時のシャフトドライブの自転車を見たのは初めてです。
初期の変速機、リヤが3段です。
簡単なディレーラー、見えにくいのですが前にテンションをかけるための装置があります。
綺麗なラグの婦人車、分厚いフェンダーを押し付けてブレーキになっているようでした。
ヤワ(JAWA)のダートラッカー、近年のダートラッカーやモトクッロッサーまでありました。
これもヤワですが、ロードレーサー、VツインのDOHC
チェコでポピュラーだったプラガというメーカーです。
かなりの大型バイクからスクーターまで作っていたようです。
ヤワの自動車があると知りませんでした。
小さなクーペで綺麗なラインの車です。
チェコの車と言ったらタトラです。
これはタトラ11、この時代から空冷です。
タトラ87、 1936年に作られたとは思えない先進的な形、
上記のタトラ87のリヤ、
この車、リヤに2.9L V6 それも空冷エンジンを積みます。
タトラはモデルチェンジを繰り返しながら
空冷リアエンジンの高級乗用車を近年まで作り続けていました。
また、同じ系列のエンジンを積むトラックも製造していて
耐久性のある空冷という特性で、パリダカでも活躍していました。
車を上からみた様子、
気球や飛行機、そして蒸気機関車まであります。
蒸気機関車を覗いてみました。
この博物館、技術が好きな人にはたまらない魅力があります。
西側の製品はかりでなく、共産時代の東側の物が多いので
写真や話でしか知らない物が数多くあります。
UPはしていませんが、飛行機などのエンジンや計器などの展示もあり
戦前の今はなきメーカーのエンジンもありました。
展示していない所蔵品も多く、色々な物が入れ替わるという話ですので
何度行っても楽しめるのではと思います。
by A110ALPINE
| 2012-01-15 08:10
| 車