スパークプラグ

イタリアからA110専門のメカニックが来ました。来るたびに、いろいろな部品を持っていくのですが、今回、スパークプラグについての話をしていきました。特に困っているのが1300Sと1800のワークスカー、いつもNGKの8番を使っているのですが、始動がとても大変なのに高回転では電極が溶けてしまうというのです。高圧縮比な上、ドライバー(イタリアでは有名な人らしいです)の要求もあり、キャブも薄く、点火時期もぎりぎりの所まで持っていくので、馬力は出ますがプラグへの負担が大きくなるのでしょう。チャンピョンのC59Rなら始動が大変なだけで、高回転では問題がおきないそうです。でもC59Rは、入手がしにくいのと純正のエクステンションが使えないのが難点ということでした。始動と低回転のカブリについては、MSDをテストしてもらうことになりました。来年のモンテカルロ・ヒストリックが最初の実戦となるようです。今シーズンは気温も低く、雪が多くなるそうですから、始動と低速トルクは競技の重要なカギとなりそうです。私自身、1300Sと1600Sについては、MSDが低温(雪上)で効果的に働くのは実感していますが、1800で雪上は経験がありません。トラブルなく完走してくれるといいなー。
by A110ALPINE
| 2005-12-31 01:44
| 部品