
A110純正シート用の皮。かなり昔から欠品で、レストアするには、セリエと言われる内装専門店に車持込で頼むのが普通でした。数年前にある車のレストアをした時に一人の内装職人と知り合ったことから、これを部品として販売するようになりました。内装と言っても車ばかりではなく、家具(骨董も)や船などの布やレザー製品を扱うのが仕事です。そんな彼にとってA110は新しい量産車だから、一度、型を取ってしまえば簡単な仕事、GBSからの依頼は仕事の合間を見て作ってもらいます。あるレストア専門店に販売した時は、どうしてこの価格でこの品質の内装が出来るのか?と言われたほどの出来栄え。本当の職人技です。でも、彼の工房は、2人しか職人がいません。若い人も入ってくるそうですが、厳しい仕事なので続かないそうです。どの国も職人技を受け継ぐのは難しいようです。